クロールの息継ぎができない子どもの練習方法|苦しくならないコツと原因を水泳コーチが解説

クロールの息継ぎができない子どもの練習方法|苦しくならないコツと原因を水泳コーチが解説

「クロールになると急に泳げなくなる…」

「息継ぎをすると止まってしまう…」

「何度練習しても苦しくなってしまう…」

水泳指導をしていると、このようなお悩みをよく耳にします。

実は、クロールで25m泳げない子どもの多くは、息継ぎのやり方に原因があるケースが少なくありません。

息継ぎがうまくできないと、苦しくなって途中で止まってしまったり、泳ぐフォームが崩れてしまったりします。

この記事では、水泳指導経験をもとに、子どもがクロールの息継ぎができない原因と、自宅やプールでできる練習方法を詳しく解説します。


クロールで息継ぎができない主な原因

まずは、なぜ息継ぎが苦手なのかを知ることが大切です。

多くの子どもは、次のような原因が重なっています。

  • 水中で息を吐けていない
  • 顔を上げすぎている
  • 呼吸のタイミングが合っていない
  • 手を止めてしまう
  • 力が入りすぎている

それぞれ詳しく見ていきましょう。


原因① 水中で息を吐けていない

最も多い原因がこれです。

息継ぎのときに苦しくなる子は、水の中で息を止めてしまっていることがよくあります。

そのまま顔を上げると、

「吐く」と「吸う」

を同時に行わなければならず、十分に空気を吸えません。

その結果、すぐに苦しくなってしまいます。

目次

改善方法

泳ぐ前に、

ブクブク → パッ

の呼吸練習を行いましょう。

ポイントは、

  • 水中ではゆっくり息を吐く
  • 顔を上げたらすぐ吸う

という流れを覚えることです。


原因② 顔を上げすぎている

息継ぎをしようとして、前を見るように顔を大きく上げる子も多く見られます。

顔を上げると、

  • 足が沈む
  • 水の抵抗が増える
  • バランスが崩れる

ため、余計に泳ぎにくくなります。

改善方法

息継ぎでは、

前を見るのではなく横を見る

ことを意識しましょう。

片方のゴーグルが水の中に残るくらいが理想です。


原因③ 手を止めてしまう

息継ぎの瞬間に、

「止まってから呼吸する」

子も少なくありません。

しかし、クロールは泳ぎ続けながら呼吸する泳法です。

手が止まると前へ進む力がなくなり、体も沈みやすくなります。

改善方法

息継ぎのときも、

腕は止めずに水をかき続けることを意識しましょう。


原因④ 呼吸のタイミングが遅い

息継ぎは、

「苦しくなってから」

では遅いです。

苦しくなる前に呼吸することで、リズム良く泳げます。

初心者は2回または3回腕を回したら息継ぎをするくらいが目安です。


原因⑤ 全身に力が入っている

息継ぎが苦手な子ほど、

「失敗したくない」

という気持ちから全身に力が入りやすくなります。

力むと、

  • 呼吸しづらい
  • 足が沈む
  • 疲れやすい

という悪循環になります。

リラックスして泳ぐことも大切なポイントです。


プールでできる練習方法

① 壁につかまって呼吸練習

壁を持ち、

顔を水につけて

ブクブク…

顔を横へ向けて

パッ!

これを繰り返します。

まずは泳がずに呼吸だけ練習しましょう。


② ビート板を使った息継ぎ練習

ビート板を持ち、

キックだけで進みながら

横を向いて息継ぎを行います。

手の動きをなくすことで、

呼吸だけに集中できます。


③ 片手クロール

片方の手だけで泳ぐ練習です。

息継ぎのタイミングが分かりやすくなり、

体の回転も覚えられます。


家でもできる練習方法

プール以外でも、

息継ぎは練習できます。

鏡の前で姿勢確認

鏡を見ながら、

顔を横へ向ける練習をします。

前を見るクセが減ります。


呼吸練習

コップにストローを入れ、

ブクブク…

と息を吐く練習もおすすめです。

ゲーム感覚で楽しめるため、小さなお子さまにも人気です。


保護者が気を付けたいこと

保護者の方がよく言ってしまう言葉があります。

「もっと顔を上げて!」

実はこれは逆効果になることがあります。

顔を上げるほど、

体は沈み、

息継ぎは難しくなります。

また、

「頑張って!」

だけでは改善しません。

息継ぎが苦手な子は、

努力不足ではなく、

やり方が分からないだけ

というケースがほとんどです。


なかなか改善しない場合は原因分析が大切

クロールの息継ぎは、

  • 呼吸
  • 姿勢
  • キック
  • 手の動き

すべてが関係しています。

そのため、

息継ぎだけを練習しても改善しない場合があります。

一人ひとり泳ぎを見て、

「何が原因なのか」

を確認することが上達への近道です。


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よくある質問

Q. クロールの息継ぎは何回に1回するのがいいですか?

初心者のお子さまは、2〜3回腕を回したら息継ぎをするリズムがおすすめです。


Q. 息継ぎをすると止まってしまいます。

顔を上げすぎたり、腕が止まっている可能性があります。

泳ぎを止めずに横を向くことを意識しましょう。


Q. 水中で息を全部吐いてしまって大丈夫ですか?

はい。

水中でしっかり吐くことで、

顔を上げた瞬間に楽に空気を吸えるようになります。


Q. 息継ぎだけ練習すれば泳げますか?

息継ぎだけではなく、

姿勢やキックも関係しています。

原因を見つけて練習することが大切です。


まとめ

クロールの息継ぎができない原因は、

  • 水中で息を吐けていない
  • 顔を上げすぎている
  • 呼吸のタイミング
  • 手が止まる
  • 力みすぎ

この5つが多く見られます。

息継ぎは「センス」ではありません。

正しい方法で練習すれば、多くのお子さまが少しずつ改善していきます。

もし何度練習しても改善しない場合は、泳ぎ全体を確認し、お子さまに合った練習方法を見つけることが上達への近道です。

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