スイミングスクールの選び方|子どもに合う水泳教室を見つける7つのポイント
「子どもをスイミングスクールに通わせたいけれど、何を基準に選べばいい?」
「料金や家からの距離だけで決めて大丈夫?」
「体験レッスンではどこを見ればいいの?」
スイミングは子どもの習い事として人気がありますが、スクールによって指導方法やクラス人数、進級制度などには違いがあります。
そのため、知名度や料金だけで決めるのではなく、お子さまの目的や性格に合ったスイミングスクールを選ぶことが大切です。
この記事では、水泳指導に携わるコーチの視点から、子どものスイミングスクールを選ぶ際に確認したい7つのポイントや、体験レッスンで見るべき部分について詳しく解説します。
スイミングスクール選びで最初に考えたい「目的」
スイミングスクールを探す前に、まず考えてほしいのが、
「何のために水泳を習わせたいのか?」
ということです。
例えば、
- 水に慣れてほしい
- クロールを覚えてほしい
- 25m泳げるようになってほしい
- 学校の水泳授業で困らないようにしたい
- 運動習慣を身につけてほしい
- 体力をつけたい
- 選手として競泳を続けたい
など、目的によって適した環境は変わります。
「有名だから」「近いから」という理由だけで決めるのではなく、まずはお子さまの目標を明確にしてみましょう。
子どものスイミングスクールを選ぶ7つのポイント
1.指導方針がお子さまの目的に合っているか
最初に確認したいのが、スクールの指導方針です。
例えば、水慣れを大切にして楽しく進めるスクールもあれば、進級基準を細かく設定して泳法習得を重視しているスクールもあります。
競泳選手の育成に力を入れているところもあります。
どれが優れているということではありません。
大切なのは、
「自分の子どもに合っているか」
です。
ホームページだけで判断せず、可能であれば体験レッスンや見学を利用しましょう。
2.1クラスの人数を確認する
スイミングスクールを選ぶ際には、1クラスあたりの人数も確認しておきたいポイントです。
同じ60分のレッスンでも、
コーチ1人に対して5人なのか、10人以上なのかによって、一人のお子さまに指導できる時間は変わります。
人数が多いことが必ずしも悪いわけではありません。
友達と一緒に楽しく練習できたり、周りの子から刺激を受けたりするメリットがあります。
一方、
- 集団の中では質問しにくい
- 一つの動作につまずきやすい
- 細かく教えてもらった方が理解しやすい
というお子さまの場合は、少人数クラスの方が合っていることもあります。
3.進級制度を確認する
多くのスイミングスクールでは、級やクラスごとに進級基準が設定されています。
例えば、
水慣れ
↓
けのび
↓
バタ足
↓
クロール
↓
背泳ぎ
↓
平泳ぎ
といった形で段階的に進んでいきます。
進級制度があることで目標が分かりやすくなり、
「次の級に合格したい!」
というモチベーションにつながります。
一方で、進級テストの頻度や基準はスクールによって異なります。
入会前に、
- 進級テストはどのくらいの頻度であるか
- 合格基準はどのようになっているか
- 不合格の場合は同じ練習を続けるのか
などを確認しておくと安心です。
4.コーチの指導方法を見る
水泳の上達には、練習内容だけでなく、コーチとの相性も重要です。
特に子どもの場合、
「できないことをどう伝えるか」
によって、水泳に対する印象が変わることがあります。
体験レッスンでは、
- 子どもの目線に合わせて話しているか
- できたことを認めているか
- 分かりやすい言葉で説明しているか
- 子どもが質問しやすそうか
- 安全面に配慮しているか
などを確認してみましょう。
泳ぎが上手なコーチと、子どもへ教えるのが上手なコーチは必ずしも同じではありません。
「このコーチなら子どもが安心して練習できそうか」
という視点も大切です。
5.通いやすさを確認する
習い事は、継続できることも重要です。
最初は多少遠くても通えると思っていても、毎週続けるとなると保護者の負担が大きくなる場合があります。
- 自宅や学校からの距離
- 駐車場の有無
- 送迎バス
- レッスン時間
- 振替制度
なども確認しておきましょう。
特に他の習い事をしている場合は、曜日や時間の選択肢も重要です。
6.料金は「月謝以外」も確認する
スイミングスクールを比較するとき、月謝だけを見てしまいがちです。
しかし、スクールによっては、
- 入会金
- 年会費
- 指定水着
- 指定キャップ
- バス利用料
- 各種登録費
などが必要になる場合があります。
「月謝が安かったから決めたけれど、思ったより費用がかかった」
とならないよう、年間でどの程度必要になるのか確認しておくと安心です。
7.子ども本人が「通いたい」と思えるか
最後に、非常に大切なのがお子さま本人の気持ちです。
保護者から見て条件の良いスクールでも、本人が毎回嫌がってしまう環境では継続が難しくなります。
体験後には、
「どうだった?」
だけではなく、
「コーチの話は分かりやすかった?」
「楽しかった練習はあった?」
「また行ってみたい?」
など、具体的に聞いてみましょう。
子どもの反応もスクール選びの重要な判断材料になります。
スイミングスクールの体験レッスンで見るべきポイント
多くのスイミングスクールでは、入会前に体験レッスンを受けられます。
可能であれば、入会前に一度体験することをおすすめします。
その際は、次のポイントを確認してみてください。
チェック① 子どもが実際に泳いでいる時間
60分のレッスンでも、待ち時間が長ければ実際に泳いでいる時間は短くなります。
練習の回転がスムーズか確認してみましょう。
チェック② コーチから声をかけてもらえているか
泳いだあとに、
「ここが良かった」
「次はここを直そう」
とフィードバックがあるかも確認します。
チェック③ 子どもの表情
技術面と同じくらい重要です。
楽しそうなのか、不安そうなのか、緊張しているだけなのか。
レッスン中と終了後の様子を見てみましょう。
チェック④ 安全管理
プールでは安全管理が最優先です。
コーチが子どもたち全体を確認できているか、待機場所や入水方法が整理されているかも見ておきたいポイントです。
大手スイミングスクールと地域の水泳教室、どちらがいい?
これも一概にどちらが良いとは言えません。
大手スイミングスクールには、
- カリキュラムが整っている
- 施設が充実している
- クラスの選択肢が多い
- 進級制度が分かりやすい
といったメリットがあります。
一方、地域の水泳教室や小規模スクールでは、
- コーチとの距離が近い
- 少人数で指導している場合がある
- 柔軟な対応をしてもらえる場合がある
といった特徴があります。
スクールの規模ではなく、実際の指導環境を見て判断しましょう。
スイミングスクールに通えば必ず泳げるようになる?
スイミングスクールは、水泳を継続的に学ぶ環境として非常に優れています。
実際、多くの子どもがスクールを通して水に慣れ、クロールや平泳ぎを身につけています。
ただし、
「通っていれば自動的に泳げるようになる」
とは限りません。
子どもによって、
- 息継ぎが苦手
- キックで進めない
- 水への恐怖心がある
- 集団では説明を理解しにくい
など、つまずくポイントが違うからです。
長期間同じ級から進めない場合は、「練習量が足りない」と考えるだけでなく、どこでつまずいているのかを確認することも重要です。
スイミングスクールと個人レッスン、どちらを選ぶ?
目的によって使い分けることをおすすめします。
スイミングスクールが向いているケース
- 水泳を基礎から習いたい
- 長期的に続けたい
- 友達と一緒に楽しみたい
- 運動習慣を身につけたい
- 四泳法を段階的に覚えたい
個人レッスンが向いているケース
- 特定の苦手を改善したい
- クロールや平泳ぎで25m泳ぎたい
- スクールで長期間進級できていない
- 学校の水泳授業までに上達したい
- 短期間で集中的に練習したい
どちらか一方を選ぶ必要もありません。
普段はスイミングスクールへ通い、苦手な部分だけ個人レッスンで補うという方法もあります。
「なかなか進級できない」ときはスクールを変えるべき?
すぐにスクールを変える必要はありません。
まずは現在のコーチに、
「どこができれば次の級に進めますか?」
と聞いてみることをおすすめします。
課題が明確になれば、その部分を練習することで改善できる可能性があります。
一方、
- 何か月も同じところでつまずいている
- 本人がレッスンを嫌がるようになった
- 指導方法が本人に合っていない
- 目標とスクールの方針が合っていない
という場合は、クラス変更や別のスクール、個人レッスンなども検討してよいでしょう。
25m完泳が目標なら「スクール選び」だけでなく練習内容も重要
「学校の水泳授業までに25m泳げるようになってほしい」
という明確な目標がある場合、スクール選びと同時に確認したいのが練習内容です。
例えば、クロールで15mまで泳げる子が25mまで届かない場合、
単純に泳ぐ回数を増やすよりも、
- 息継ぎ
- 姿勢
- キック
- 力の入れ方
- 泳ぐペース
のどこに問題があるのかを確認した方が効率的な場合があります。
目標までの期間が決まっている場合は、**「その子に今必要な練習ができる環境か」**という視点で選びましょう。
夏休みに25m完泳を目指したい方へ
日本水泳パーソナル専門店では、クロール・平泳ぎで25m完泳を目指すお子さまに向けて、夏休み限定の**「25m完泳チャレンジ」**を実施しています。
一人ひとりの泳ぎを確認し、
「なぜ25mまで届かないのか」
を分析したうえで、必要な練習を重点的に行います。
スイミングスクールへ通っているお子さまでもご利用いただけます。
「スクールは続けたいけれど、夏休み中に苦手な部分を改善したい」
「学校の水泳に向けて25mを目指したい」
という方は、詳細をご覧ください。
▼ 夏休み限定「25m完泳チャレンジ」
スイミングスクールの選び方についてよくある質問
Q.スイミングスクールは何歳から通うのがおすすめですか?
「何歳からが正解」という決まりはありません。
水に慣れることが目的なのか、泳法を覚えることが目的なのかによっても変わります。
年齢だけではなく、お子さま本人が水に興味を持っているかも判断材料にしましょう。
Q.週1回と週2回ならどちらがおすすめですか?
目的や家庭のスケジュールによって異なります。
水泳を習慣として長く続けるのであれば週1回からでも始められます。一方、短期間で上達したい場合は、練習間隔を短くすることで感覚を定着させやすくなることもあります。
Q.スイミングスクールは料金が高いほど指導も良いですか?
料金だけで判断することはおすすめできません。
施設、立地、クラス人数、指導内容などによって料金は変わります。
実際のレッスンを体験して、お子さまに合っているか確認することが重要です。
Q.スイミングスクールで進級できない場合はどうすればいいですか?
まずは、どの項目が進級基準に届いていないのか確認しましょう。
原因が分かれば、その部分を重点的に練習できます。
長期間改善しない場合は、個人レッスンなどで別のコーチから泳ぎを見てもらう方法もあります。
Q.スイミングスクールと個人レッスンは併用できますか?
可能です。
スクールで継続的に練習しながら、息継ぎや平泳ぎのキックなど、苦手な部分だけ個人レッスンで練習する方法もあります。
まとめ|一番大切なのは「子どもに合っているか」
スイミングスクールを選ぶときは、料金や知名度だけで判断するのではなく、
- 指導方針
- クラス人数
- 進級制度
- コーチとの相性
- 通いやすさ
- 費用
- 子ども本人の気持ち
を総合的に確認することが大切です。
そして何より重要なのは、
「このスクールなら、この子が前向きに水泳を続けられそうか」
という視点です。
水泳を始める目的は家庭によって違います。
楽しく水に慣れることが目標の子もいれば、クロール25mを泳ぐことが目標の子もいます。
周りの家庭が通っているスクールではなく、お子さまの現在地と目標に合った環境を選んでみてください。
