平泳ぎで25m泳ぐコツは?子どもが途中で止まる原因と上達する練習方法を解説
「平泳ぎで10mや15mまでは泳げるけれど、25mまで届かない」
「一生懸命手足を動かしているのに、なかなか前に進まない」
「途中で疲れて立ってしまう」
このような悩みを持つお子さまは少なくありません。
平泳ぎはクロールとは違い、手・呼吸・キック・伸びのタイミングがとても重要な泳ぎです。
力いっぱい泳いでも、タイミングがずれていると前へ進みにくく、25mを泳ぎ切る前に疲れてしまうことがあります。
結論からお伝えすると、平泳ぎで25m泳ぐために大切なのは、
「たくさん動くこと」ではなく「1回の動作でしっかり進むこと」です。
この記事では、平泳ぎで25m泳げない原因や、25m完泳を目指すためのコツ、子どもでも取り組みやすい練習方法を水泳コーチの視点から解説します。
平泳ぎで25m泳ぐために大切な5つのコツ
平泳ぎで25mを泳ぐためには、主に次の5つを意識しましょう。
- キックでしっかり水を押す
- 手を大きく広げすぎない
- 手と足を同時に動かさない
- キックのあとに「伸び」を作る
- 速く泳ごうとしすぎない
一つずつ詳しく解説します。
コツ① 平泳ぎはキックが重要
平泳ぎで前へ進むために重要な動作の一つがキックです。
ところが、平泳ぎが苦手な子を見ると、
「足を一生懸命動かしているのに進んでいない」
というケースがあります。
原因として考えられるのが、足の裏で水を後ろへ押せていないことです。
平泳ぎのキックの基本
イメージとしては、
引きつける → 足先を外へ向ける → 水を後ろへ押す → 足を閉じる
という流れです。
単純に足を開いて閉じるだけでは、十分な推進力を得られません。
「水を後ろへ押して、その反動で体が前へ進む」という感覚を身につけることが重要です。
コツ② 手を大きくかきすぎない
「もっと大きく手をかいて!」
と言われた経験がある方もいるかもしれません。
しかし、平泳ぎでは手を必要以上に大きく広げると、かえって水の抵抗が増えてしまいます。
また、手を後ろまでかきすぎると、次に腕を前へ戻すまで時間がかかります。
手の動きのポイント
腕を前へ伸ばした状態から、
1.手を外側へ開く
2.水を内側へ集めるようにかく
3.胸の前で手をまとめる
4.素早く前へ伸ばす
という流れを意識しましょう。
「大きくかく」よりも、呼吸と次の伸びにつなげることが大切です。
コツ③ 手と足を同時に動かさない
平泳ぎで25m泳げない子に多いのが、手と足をほぼ同時に動かしてしまうことです。
平泳ぎでは、
手 → 呼吸 → 足 → 伸び
という順番を作ることが重要です。
手で水をかきながら顔を上げて呼吸し、腕を前へ戻してからキックをします。
そして、キックで進んだら体を真っ直ぐに伸ばします。
このリズムが整うだけでも、泳ぎやすさが大きく変わります。
コツ④ キックのあとに「伸びる」
平泳ぎで非常に重要なのが、
伸び
です。
せっかくキックで前へ進んでいるのに、すぐ次の手の動きを始めてしまう子がいます。
これでは、キックで生まれた勢いを十分に活かせません。
キックをしたら、
「スーッ」
と少し進む時間を作りましょう。
この伸びがあることで、
- 動作回数を減らせる
- 体力を温存できる
- 1回のキックで進む距離が伸びる
ため、25mを泳ぎ切りやすくなります。
コツ⑤ 速く泳ごうとしない
25m完泳が目標の場合、スピードはそれほど重要ではありません。
むしろ、
「早く25mまで行こう」
と手足を速く動かすことで、途中で疲れてしまう子もいます。
平泳ぎは、
かく → 蹴る → 伸びる
というリズムを繰り返しながら泳ぐ泳法です。
まずは速さではなく、「楽に長く泳げるリズム」を身につけましょう。
平泳ぎで25m泳げない5つの原因
1.平泳ぎのキックで進めていない
手だけで前へ進もうとすると、すぐに疲れてしまいます。
まずはビート板などを使い、キックだけでも前へ進めるか確認してみましょう。
2.足の裏で水を押せていない
足先が伸びたままキックしてしまうと、水を十分に押せないことがあります。
足を引きつけたときに足先の向きを確認し、水を後ろへ押す感覚を覚えることが大切です。
3.手足のタイミングが合っていない
手と足を同時に動かすと、体のバランスが崩れやすくなります。
「手 → 足 → 伸び」の順番を一つずつ確認しましょう。
4.毎回顔を高く上げすぎている
呼吸するときに顔や上半身を高く持ち上げすぎると、その反動で腰や足が沈みます。
体が沈むほど水の抵抗が増え、次の一かきで進みにくくなります。
呼吸では、必要以上に上体を起こさないことがポイントです。
5.伸びる時間がない
平泳ぎで「全然進まない」という子に多い原因です。
手・足・手・足と休まず動かすのではなく、
手 → 足 → スーッ
というリズムを意識してみましょう。
平泳ぎ25mを目指すおすすめ練習方法
ここからは、実際に25m完泳を目指すための練習方法を紹介します。
STEP1|壁につかまってキックを確認する
まずは泳がずに、平泳ぎの足の動きを確認します。
プールサイドや壁につかまり、
引きつける → 足先を外へ向ける → 蹴る → 閉じる
をゆっくり繰り返します。
最初から速く動かす必要はありません。
正しい動きを覚えることを優先しましょう。
STEP2|ビート板でキックだけを練習する
次に、ビート板を持って平泳ぎのキックを行います。
ここで確認したいのは、
「1回蹴ったら前へ進んでいるか」
です。
たくさんキックするのではなく、1回のキックでどれだけ進めるかを意識しましょう。
STEP3|手の動きと呼吸を練習する
足を使わず、手の動きと呼吸のタイミングを確認します。
手をかいたタイミングで顔を上げ、息を吸ったら腕を前へ伸ばします。
呼吸するために上半身を大きく起こしすぎないように注意しましょう。
STEP4|「手・足・伸び」のリズムを覚える
手と足を組み合わせます。
頭の中で、
「手・足・伸び」
と声に出すくらいの感覚で泳いでも構いません。
特に最後の「伸び」を忘れないようにしましょう。
STEP5|5m・10m・15mと距離を伸ばす
フォームが安定してきたら、少しずつ距離を伸ばします。
例えば、
5m → 10m → 15m → 20m → 25m
というように進めます。
いきなり25mを何本も泳ぐ必要はありません。
フォームが崩れる前の距離で練習し、徐々に伸ばしていくことが大切です。
平泳ぎで疲れないためには?
平泳ぎで25m泳ぎ切るには、体力だけでなく「省エネで泳ぐこと」が重要です。
特に意識したいのは、
- キックを何度も打たない
- 手を大きくかきすぎない
- キック後に伸びる
- 呼吸で上体を起こしすぎない
- 自分のペースで泳ぐ
というポイントです。
25m完泳が目標なら、速く泳ぐ必要はありません。
少ない動作で前へ進める泳ぎ方を目指しましょう。
平泳ぎのキックで進まない場合はどうする?
平泳ぎでは、「足の形はそれらしくできているけれど、全然進まない」というケースがあります。
この場合、単純にキックを繰り返すのではなく、
- 足先の向き
- 蹴る方向
- 膝の開き方
- 足を閉じるタイミング
などを確認する必要があります。
平泳ぎは自分から足の動きを確認しにくいため、間違った動きが癖になっていることもあります。
何度練習しても進まない場合は、一度コーチなどにフォームを見てもらうこともおすすめです。
子どもに平泳ぎを教えるときの注意点
保護者の方が教える場合、最初から完成形を求めないことが大切です。
「手が違う」
「足も違う」
「タイミングも違う」
と一度に修正すると、子どもは何を意識すればよいのか分からなくなります。
例えば、
今日は「キックだけ」
次は「伸びだけ」
というように、一つずつ課題を設定しましょう。
また、平泳ぎはクロール以上にタイミングが重要なので、「もっと頑張って動かして」と言うよりも、
「蹴ったら少し待ってみよう」
といった具体的な声かけがおすすめです。
夏休みに平泳ぎ25m完泳を目指したい方へ
「平泳ぎの形はできているけれど25mまで届かない」
「キックをしているのに前へ進まない」
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そんなお子さまに向けて、日本水泳パーソナル専門店では**夏休み限定「25m完泳チャレンジ」**を実施しています。
平泳ぎで25m泳げない原因は、一人ひとり異なります。
キックなのか、手足のタイミングなのか、呼吸なのか、伸びなのか。
実際の泳ぎを確認したうえで、その子に必要な練習を重点的に行います。
クロールだけでなく、平泳ぎで25m完泳を目指すお子さまも対象です。
夏休み中に25m完泳を目指したい方は、詳しい内容をご覧ください。
▼ 夏休み限定「25m完泳チャレンジ」
平泳ぎ25mについてよくある質問
Q.平泳ぎで25m泳げるようになるまでどれくらいかかりますか?
現在の泳力によって異なります。
すでにキックや呼吸ができていて、タイミングだけが課題の場合は比較的早く距離が伸びることもあります。一方、キックから覚える場合は、正しい動きを身につけるために時間が必要なこともあります。
Q.平泳ぎで全然前に進まないのはなぜですか?
キックで水を後ろへ押せていない、手足のタイミングが合っていない、伸びがないなどの原因が考えられます。
まずは手と足を分けて練習し、どこで推進力を作れていないのか確認してみましょう。
Q.平泳ぎは手と足どちらが大切ですか?
どちらも大切ですが、初心者の場合はキックでしっかり推進力を作れることが重要です。
手だけで進もうとすると疲れやすくなるため、まずはキックだけでも前へ進める状態を目指しましょう。
Q.平泳ぎで息継ぎをすると沈んでしまいます。
顔や上半身を持ち上げすぎている可能性があります。
呼吸後に腕を素早く前へ戻し、頭を入れて体を真っ直ぐにすることを意識しましょう。
Q.クロールと平泳ぎはどちらが25m泳ぎやすいですか?
お子さまによって異なります。
クロールは動作自体を覚えやすい一方、横向きの息継ぎで苦戦する子がいます。平泳ぎは前を向いて呼吸できますが、キックや手足のタイミングを覚える難しさがあります。
本人が泳ぎやすいと感じる泳法から25mを目指す方法もあります。
まとめ|平泳ぎ25mは「頑張る」より「タイミング」が大切
平泳ぎで25m泳ぐために重要なのは、手足を速く動かすことではありません。
ポイントは、
- キックで水を後ろへ押す
- 手を大きくかきすぎない
- 手と足を同時に動かさない
- キック後にしっかり伸びる
- 自分のペースで泳ぐ
ことです。
特に、
「手 → 足 → 伸び」
というリズムを身につけるだけでも、泳ぎが大きく変わることがあります。
10mや15mまでは泳げるのに25mまで届かない場合、「体力がない」と決めつける必要はありません。
まずは、どこで無駄な力を使っているのか、どの動作で前へ進めていないのかを確認してみましょう。
正しいキックとタイミングを身につけ、少ない力で前へ進めるようになることが、平泳ぎ25m完泳への近道です。
